メーラーへの思い

japan.internet.comの記事によると、メール利用者の7割が未だにOutlook Express を使用しているそうな。
http://japan.internet.com/webtech/20070521/10.html

やはり、無料メーラに人気が集まりますね。同じ無料メーラでも、Thunderbird はランキング外とは、意外。
セキュリティやスパム対策を考慮すると、是非ともThunderbirdに移行して欲しいものだが。
と、書いたところで、私の奥さんがOutlook Expressを使用していた事を思い出しました。Thunderbirdに移行してあげないと。
ちなみに、私は、プライベートではApple Mail を使用中。
私と電子メールの出会いは、古い。昔はやったパソコン通信が電子メールとの出会いだ。大学生のころNiftyとアサヒネットのパソコン通信に加入していて、電子メールの便利さを実感した。その頃のモデムは、1200bpsぐらいだったと思う。

その後、衝撃を受けたのは、やはりインターネットである。会社に入社後、幸いインターネットが使用できる部署に配属され、JUNET 経由で電子メールを使用させてもらった。そのころは、World Wide Web なんてものはなかったし、メールにバイナリを添付なんて事も考えられなかった。全てのメールは実名主義で、性善説を前提にインターネットは成り立っていた。古き良き時代である。Net Newsも花盛りだった。
インターネットへのメールの送受信は、UUCP で接続され、1時間に1回データがやり取りされていた。今の時代のように、メールを出したらすぐに返事が来るなんてことは考えられなかった。次の日に答えが来れば、御の字(死語?)だった。

また、当時の会社の上司は、「メールなんてお遊び、仕事に使える物ではない」という意見が多数だった。

電子メールとのつき合いが長いので、メーラソフトには非常に敏感だ。毎日使う物なので、なるたけ便利な物を、という思いで色々なソフトウェアを試した。
仕事で使用したメーラソフトを時代順に列挙すると以下のようになる。

お気付きのことと思うが、たびたびEmacs 系(Meadow 含む)に回帰している。
Emacs での編集のしやすさを経験してしまうと、他のメールエディタに戻りたく無くなってしまう。しばらく、他のソフトを使用していても、やっぱり編集機能が不満でEmacs へ戻ってしまうのだ。

今の会社は、Microsoft Outlook がデフォルトなのだが、私はメールを読む時は主にShuriken Proを使用しており、書く時は Meadow + Wanderlustといった変則的な事をしている。
Outlookは、テキストメールの編集時にフォントが統一出来ないのが非常に使いにくい。(いつの間にか、文章の途中から違うフォントになっていたりする。)

電子メールとのつき合いは今後も続いていくだろう。私にEmacsを忘れさせてくれるメーラがリリースされることを望む。
Emacs Lisp を編集するのはしんどくなってきた…